飛行機のここだけの話

よし、これだけの人員を採用して、これだけの教育を施して、このレベルの人材をつくるのだ」と宣言しながら、「じつは景気が悪いので、教育訓練をしている暇も金もない。
今回はちょっとパスします」と羊頭狗肉で終わったりする。 また、「新商品開発能力こそ、会社の将来を考えたとき、最重要テーマである」と叫びながら、「予算がしんどいな。
この研究はコストばかりかかるから止めようよ」と手仕舞ってしまう会社も多い。 長期計画と短期計画のバランスが取れていない証拠である。

では、いいケースはどうか。 利益額、利益率はこうだ。
商品のポートフォリオはこう考えている。 顧客についても、流通網の拡充についても手を打っている」つまり、短期計画が長期計画へときちんとリンクしてリレーされているのである。
以前、サンフランシスコのKカコーラ社に勤務した経験がある。 ここは社員数1000人規模の会社だった。
やはり長期計画、戦略計画があった。 どういうプロセスで構築されるかといえば、アメリカ人の社長と経理担当の副社長の2人が額を寄せ合って、「わが社のメインはコークだから、毎年、最低5パーセントは伸ばそう。
ファンクは3パーセント、スプライトは2パーセント、足りない部分は新商品開発と導入でかさ上げをして平均的には6パーセントにしょう」とやっているのである。 ドアの外には営業部長、人事部長がいるし、棟が離れてはいるが工場長もいる。
もちろん、ほかにも調査部、開発室の幹部もいれば、社員もいる。 つまり、会社というのはたくさんの人間が寄り集まって船を漕いでいるわけだ。
ところが、2〜3人の人間だけでコソコソ相談し、会社の将来と運命をどうやって決めようというのか。 計画とは呼べない。

では、なにか。 たんなる計算である。
PLANではなくPROJECTION(投影、引き伸ばし)にすぎない。 これでは意味はない。
関係者が討議し、場合によっては机を叩くほどの議論をしながらいっしょにつくる。 最終決定はもちろん社長の責務だが、そこに至るプロセスに会社を担う関係者の参加、参画がなければ、生きた計画とは言えない。
倒条件その「方向性についてのしっかりしたコミュニケーション」「みんなががんばってくれたおかげで、ここまで来た。 シェアも上がった。
返品率も下がった。 お客様のクレームも激減した。

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